これまでとこれからも

インタビュー

1.政治家(議員)になろうと思った動機(きっかけ)は何ですか?

 私がなぜ政治家を志したかといいますと、政治のあり様が、本来あるべき姿からかけ離れていると感じたためです。本来、政治家は、あらゆる人々が未来に希望を持ち暮らせるようにするため、意を用いねばならないはずです。また、目先の損得にとらわれず、50年、100年先を見据えた政策を行わねばならないはずです。
 しかし、昨今は政治家ばかりか、エリートであるはずの高級官僚までが不祥事に塗れているではないでしょうか。自らの功績を誇らんがため、後世への負担は顧みず、コスト意識ゼロの政策を行ってきたではないでしょうか。
 私は、口先だけで論ずる、評論家・批評家のような存在になりたくはありませんでした。自ら行動し、政治を本来あるべき姿にし、希望に満ちた未来を創造するため、政治家を志しました。

2.政治家(議員)として心掛けているところは?

 議員として心掛けている事は様々あるのですが、特に心掛けている事と言えば、とにかく相手の話を聞き、受け止める事です。
 区政には、例えば、区立施設の統廃合のように、区民意見が賛否両論に別れる課題があります。条例等、議決が必要な課題は、最終的に私自身の賛否を明らかにしなければなりません。しかし、その結論に至るプロセスの中で様々な立場の方の話を聞き、その意見の一部でも取り入れる事ができないかどうか、また、他の手段、手法で実施する事はできないかどうか、といったように、導く結論とは異なる立場の方の意見にも留意して慎重に検討を重ね、なるべく意見を取り入れられるよう心掛けています。

3.政治家として遣り甲斐を感じることは?

 昨今、地方議員の不祥事もあり、地方議員の一挙手一投足に厳しい視線が注がれています。緊張感とともに重圧を感じる日々ですが、当選回数を重ね、区民の方や区役所職員の方、他党派の方との信頼関係を構築する中で、提言した政策が実現に至るケースが増えてきました。
 区民の方や団体の方から様々な要望や陳情を伺う機会が多いのですが、それらを要望者・陳情者の意向に沿う形で政策として実現できると、この上ない達成感とともに政治家としてのやり甲斐を感じます。

4.力を入れている(入れていく)政策は何ですか?

 現在、力を入れていて、今後も力を入れていく政策は、防災・減災対策です。政治の最も大きな役割は、国政・都政・区政にかかわらず、そこに住まう方々の生命、財産を守る事だと考えています。
 昨今は、災害時における公助・共助・自助の役割について論じられる機会が増えていますが、地元の消防団員として活動する中で、そのいずれもが不十分であると感じています。例えば、区は関係機関と様々な援助協定を結んでいますが、それらが機能するのかどうかといった事や、区は災害発生から救助・復旧段階で関係機関とタイムリーな連携ができるのかどうか、事前の図上演習が必要なのではないかという事、区内各所の避難所は、区の十分な支援がなくても立ち上げる事ができるのかどうかといった事です。
 区や関係機関だけではなく、地域住民の方々の協力は必要不可欠ですが、地域住民の方の生命と財産を守るため、粘り強く区議会で取り上げていきたいと思います。

5.政治家にならなかったら何になりましたか?

政治家を志す前、子供の頃は消防士、高校以降は、地方自治体の職員を志望していました。就職するにあたって、世の中の役に立ちたい、他人のために自分の力を使いたいと考えていました。
 大学時代は、行政学のゼミに所属し、公務員試験に向けた勉強もしていましたので、公務員、特に、住民の方に近い地方自治体の職員を目指していました。ゼミの恩師は、私が自治体職員になるであろうと考えていましたし、私自身も自治体職員になっていたらどうなっていたかな、と考える時もあります。大学時代の出会いが人生を劇的に変えました。

6.有権者(特に若い方達)へのメッセージをお願いします。

 日々の暮らしの中で、政治はとても遠い存在です。しかも昨今は、政治・行政の不祥事ばかりが耳に入り、不信や怒りを超えて、あきれやあきらめの心境に至っているのではないかと受け止めています。
 ただ、「政治に無関心でいる事はできても、無関係でいる事はできない」とよく言われますが、実際にその通りで、暮らしていく上で食料品を買う事と同様、暮らしと政治は密接した関係があります。その食料品には消費税が課されていて、税金の遣い方を決めるのが政治の役割です。
 これから世の中は、少子高齢・人口減少社会が進み、政治には、少ない資源・コストでより大きな成果が求められます。その際、住民の方々にとって必ずしも利益にならない、もしくは負担が課せられる判断になる場合があると思います。そうした時に、住民の方々が政治に参画し、納得できる答えを一緒に導くプロセスが必要になります。政治=選挙ではなく、平時から政治に参画できる仕組みを、皆さんと共に創り上げていきたいと思っています。